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詰め合わせ10題3問目です。
例のごとくジノスザです。お題はこちらからお借りしています。 3 すれ違い 「なぁ、スザク見なかった?」 休憩室の扉を大きく開くと、そこにはノネットとアーニャの姿。 ノネットはまたスザク探しかと呆れたように見ながら、つい、とジノが入ってきた方とは別の扉を指差した。 「残念だが、今しがた出て行ったところだ。すれ違いだったな」 「またかーっ!!」 がっくりと肩を落とすとノネットに哀れみを含んだ瞳で見られて、思わず眉を寄せる。 「お前は本当にスザクが好きだな。いつから会えてないんだ?」 「今日はまだ一回も会ってない。もう昼も回ったのに。朝からずっと探してるのにさぁ」 どさっとソファに体を投げ出すと、アーニャがジノの情けない顔を写真に収めた。 それにまたはぁ、と溜息をついて。 「行く先行く先でさっき出て行ったって言われるんだ。あり得ない」 疲れた、と呟くと、情けないなとノネットに呆れられた。 「それくらいで諦めてどうする。そんなことでは横から掻っ攫われるぞ?ライと言ったかな、あいつの友人は」 「は!?誰それ」 「お前よりは随分仲良くしていたぞ?エリア11で特派にいたんだ」 「絶対認めない。スザク探しに行って来る!!」 すっくと立ち上がるとすごい勢いで走っていくジノをノネットは笑いながら見送った。 「…ノネット、さっきの…どこまで本当?」 「嘘はついてないぞ?ライは実在するし、ライとスザクが友人なのも本当だ。それ以上でもないがな」 くすり、と笑うと、アーニャがやっぱり、と微笑んだ。 「スザクゥウウウウッ!!スザク…寝てる…?」 やっと見つけたと思ったらアーサーを膝に乗せて安らかに眠っているスザクに脱力する。 けれど、寝顔はとても安らかで、可愛らしくて。 怒っていたのなんて忘れてしまうような、そんな寝顔。 「あーぁ、こんな顔して、無防備で。誰かに食われちゃっても知らないぞー」 くすくすと笑う。 気がつけばスザクの眠りに誘われるように隣に座ってうつらうつらとしていて。 ゆっくりと眠りの世界に落ちていった。 そんなうららかな昼下がり。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 微妙に題とずれた気がしないでもないです。 以降、拍手お礼です。 >6/7 23:32 こんばんは!「華咲く処」の更新ありがとうございますv~の方 感想までありがとうございます!! これから二人はやっと幸せへの道をゆっくり歩み始めますので、見守ってあげてください。 これからは困難も二人で乗り越えて行くんですよv そんな最高のパートナーな2人を書けていけたらと思っています >6/8 23:10 ジノスザ連載が大変なことに~の方 本当に大変なことになっています。私自身、スザクが何をしたいのかイマイチ掴みきれません(をぃ) これから物語は佳境に入っていきますよ♪ メッセージ有難う御座います。 >6/11 21:25 Little Sisterが大好きです! の方 ありがとうございますううううっ!!! この話はぶっちゃけ私の趣味で書き始めたものだったので受け入れられるか心配だったのですが、無事に受け入れてくださる方がいて何とか連載続けてます。 頑張って完結まで書き続けますので、よければまた見にいらしてください PR |
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